2012年08月30日

日本航空の再上場

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2010年1月に2.3兆円の負債を残して破綻した日本航空がまもなく再上場を果たす。ピーコにとって過去初めてカラ売りで1円になるまで獲ったという大変相性の良い銘柄である。
想定されている時価総額は全日空よりやや多い6800億円を予定している。ライバルと比較して、利益率で見れば安いが資産価値で見れば高い絶妙な価格設定で、この値段が高いか安いかは判断が難しいところだ。

というのも、比較相手である全日空の最近の株価は
全日本空輸_2y.gif
と一貫して右下がり。増収増益増配と一見順調に見える中、今年7月には借入金返済のために公募増資を行ったばかりだ。

かつての日本航空も株主総会明けに増資を行っては株価を下げ、投資家を裏切ってきた経緯があり、投資家を裏切り続ける業界に、投資意欲は冷めきっているといったところだ。
そういった状況なので今回のIPOは欲しいだけもらえるということになりそうである。

欲しいだけもらえた銘柄という観点では2010年に上場した第一生命の株価が参考になる。
第一生命_5y.gif
超大型株の上場はテレビで大々的に放送され、出だしは好調なことが多い。初値こそ超大型株にはめずらしく14.3%も上げて話題になったが、その後株価は半値になってしまっている。欲しい人に行き渡った株を次に誰が欲しがるのか?を考えればその後の株価は予想が付くというものだ。

さらには、一般に破綻企業の再上場は過去全くもって人気がない。まして今回のような失敗体験が記憶に新しい会社においそれと手を出すシロウトがいるとは思えず、その点マスコミによる報道が一般投資家に効果的に映るとは思えない。

以上の観点から、日本航空への投資は短期的にローリスク・ローリターン(中立)。長期的にハイリスク・ローリターン(売り)であると予想する。
ラベル:株式投資
posted by ピーコ(日本猫) at 18:21| Comment(0) | 猫にもわかる経済学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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